オトコマエなWECK

ある夜、若い女優さんがテレビのトーク番組に出ているのを見ていた。それまではその人にかわいらしく女の子っぽいイメージを抱いていたのだけれど、話を聞いていると実はサバサバしていてどちらかというと男勝りな人。そのギャップが素敵でつい見入ってしまったことを、静かに並ぶWECKを見てふと思い出した。というのも、女子好みでかわいいと思っていたWECKがそれまでとは違ってかっこよく見えたから。

WECKは100年以上前に誕生してから、煮沸による脱気というシステムはそのままに実は3度のモデルチェンジを経ています。そしてより良いものをと研究を続けた結果、創立から90年後に現在の形に落ち着きました。それからは変更されることなくずっとこの形。つまり、現在のこの形は機能性、汎用性にシンプルさ、簡単さを突き詰めた究極の形なのです。例えばWECKのゴムパッキン。ベロ部分を引っ張れば道具がなくても開けられて、しかも繰り返し使えるというのはとても合理的だと思いませんか? リサイクルガラスを使用した緑がかった色からもリサイクル先進国のドイツらしく無駄を出さない姿勢がうかがえます。こんなに硬派に保存と向きあってきたWECKですが、ロゴマークはキャッチ―なイチゴ柄なのです。さらに、創立当初はハート柄でした。なんだかものすごいギャップ。

ギャップというのは時としてとても魅力的です。「かわいい」と思っていたWECKも誕生からの歴史や性質を知るとむしろオトコマエで「かっこいい」と思う。実は骨太で堅実なドイツらしさを体現しているようなWECK。
ちょっと見方が変わってきませんか?

Music by THE POTONE!