WECK手芸部《冬じたく》編

子どもの頃、祖母が作った服をよく着せられていた。
祖母は和裁・洋裁教室をするほどの腕前で、既製服よりも細かいところまでとても丁寧に仕上げられているのだが、いかんせんおばあさんのセンス。不思議な色柄の布地や、なぜ? というレースや金ボタンが付いていたり…。「こんなの嫌だなぁ、もっとかわいいのが着たいなぁ」と思いつつも拒否はできずにいたのだけれど、思春期になる頃にはさすがにあまり着ることはなくなっていった。

そんな私がここ数年、編みものにはまっていて、それというのも、産まれてくるわが子のために何か作ってあげたいというのがきっかけだった。多少の経験はあった上、祖母の血をひいてか割りと手先も器用な方なのですぐに上達し、今や冬じたくのはじまりは編みものから。秋の足音が聞こえてくると子どものもののみならず、自分や夫のものまでとどまるところを知らず時間を見つけてはひたすら編み続ける日々。

そんな風にして編み物をしていると、ふと「何かを作る」ということは「それを誰かにあげる」こととセットになっているのかもしれないと考えるようになった。もちろん自分のために作ることもあるけれど、誰かのために」となると俄然モチベーションが上がる。料理だって同じで、自分の分だけだったらそんなにこだわらないのに、家族や友達のために、となるとおいしいものを作ろうと力が入る。それに、上手にできると人にプレゼントしたくなりませんか? それはほめてもらいたいとか自己満足の一面もあるかもしれないけれど、もらう側としても手作りというのはなんだかうれしい。それは自分のために力を注いでくれたということが伝わるからかもしれません。

人にあげたい、食べて欲しいと思うのは相手が喜ぶ姿を想像するからで、想像通りにいかないこともあるけれど、相手のことを考えること、そして自分のことを考えてもらえることはうれしいのだ。あの頃は嫌がっていた祖母お手製の服も、おばあちゃんが私のためにたくさん作ってくれたんだと改めて気づくとうれしく、今となっては自慢の思い出となっているように。

おいしくできたものを「誰かのために」WECKに瓶詰めする。見た目にもかわいく、保存もきくWECKはまさにプレゼントにうってつけ。簡単にくるりと紐を結びつけるだけでもかわいいラッピングになるし、編み物中毒の私ならここぞとばかりにセーターを着せてみる。手編みのマフラーとおそろいのWECKをプレゼントなんていうのもいいかも!

誰かのために作ることはこういうことだと、ようやくわかってきた今、誰かさんの顔を思い浮かべながら今日もひたすら編むのです。

読書をしながらゆっくり飲みたいミルクティーをポットにたっぷりと。意外と簡単に編めちゃうティーコゼーで冷めにくい。どんぐり帽子の形に編んだ蓋をTULIP SHAPE 200mlにのせると、まさにどんぐり!

穴あき木蓋をつけたDECO SHAPEには毛糸玉を入れて。穴に毛糸を通して編み始めれば、キャニスターの重さがあるので糸がスムーズに出てきて編みものがはかどります。巻いた糸も転がらずに編めるのでとって便利ですよ。(ただしWOODEN LID WITH HOLEはS/Mサイズのみなので、大きい毛糸玉には使えませんのでご注意を。)

ホットドリンクを入れたTUMBLERには毛糸で編んだスリーブを。温かさをキープできるし、コースターも不要。オリジナルのマイカップはほっこりタイムにぴったり。

お花モチーフのピンクッション。WECKにすぽんとはめているので針が突き抜けることもなく安心。

つや消しのレース糸で編んだコースター。コースターとしてだけでなく、見えるところに置いたWECKの下にドイリーとして敷いてもかわいいですよね。

編み物も、鍋でじっくり脱気する瓶詰めも、冬にぴったり。
WECKの冬じたくはじめましょう。